今回はこういった疑問にお答えしていきます。
当記事の執筆者である僕は、SESとして2年以上働いた過去があるので信頼性はあるかと思います。ちなみに結論を先に述べると、「帰社日は行く必要ない」と思っています。
この記事ではSES会社で月に1度行われる帰社日の効果や問題点を挙げながら、必要性があるのかないのかを紹介していきます。
この記事を読むことで、次回の帰社日を行くのか行かないのかを判断する材料になりますよ!

当記事の信頼性

Contents
SESの帰社日とは何をするのか?効果はあるのか?

はじめに、そもそも帰社日とは何をする場所なのか?そして、どんな効果を得られるのかを確認していきましょう。
今回は以下の3つに絞り紹介していきます。
- 仕事内容の共有
- 課題や問題点の議論
- 帰属意識の向上のため
帰社日の効果1.仕事内容の共有
1つ目は、あなたが受けている仕事内容の共有です。
SESはそれぞれ違う現場で開発業務を行うので、もちろん仕事内容が異なります。そのため、仕事内容を共有することで新しい発見や、自身の知識の向上を図る効果があります。
例えば、AさんがJavaを使った開発現場だった場合に
- どんな開発環境なのか
- コーディングの際の注意点
を共有することで、C言語の開発経験しかないBさんは、新たな知識として吸収することができますよね。
このように、SES社員は他のメンバーと共有することで自身のスキルアップや、次回Aさんと同じような現場だった時に要領よく開発業務に携わることができるでしょう。
帰社日の効果2.課題や問題点の議論
2つ目は、あなたが抱えている業務の問題点の議論です。
例えば、あなたが出向している現場で進捗が遅れているとします。その際に、なぜ進捗が遅れているのか?解決策は何か?を議論することで、周りのSES社員の学びにつながります。
学びにつながることで、もし自分が同じような状況になった場合、どう立ち回るべきかが事前にわかっているので焦らなくて済むでしょう。
このようにシステムエンジニアとしてのスキルを高めるために、月に1度開催されるのが帰社日の定義となっているようです。
帰社日の効果3.帰属意識の向上のため
最後は、帰属意識の向上のためです。
SESは自社で仕事を行わずに、客先である他社で仕事をします。そのため、自社への意識が薄くなりモチベーションが下がったり、退職しやすい環境になります。
これを防ぐため帰社日を設けることで、SES社員の帰属意識を高めて会社に存続させるようにするのです。
帰社日の問題点やくだらない点

それでは次に、帰社日の問題点やくだらない点について紹介していきます。
あくまでも僕のリアルな体験談なので、これが全て正しい訳ではないですがほとんどの人が感じていることではないかと思います。
それは以下の3点です。
- 他の人の業務なんて知ったところで問題
- 周りもやる気がないから質が低い
- その後の飲み会での愚痴大会
くだらない点1.他の人の業務なんて知ったところで問題
1つ目は、他の開発メンバーの業務を知ったところで問題という点です。
先ほどの例にも挙げましたが、Javaの開発現場で仕事をしている体験談を聞いたところで果たしてそれは役に立つのでしょうか?
SESなので次の現場は自分で選べないですし、もし次の現場に行けたとしても6ヶ月後か1年後とかです。
それまでにその帰社日での会議内容を覚えていますか?例え覚えていたとしても、Javaの開発環境は常駐先で違いますよね。そのため、必ずしも役に立つとは言えないでしょう。
くだらない点2.周りもやる気がないから質が低い
2つ目の問題点は、周りもやる気がないから会議の質が低いことです。
正直帰社日なんて誰も参加したくないと思うんです。実際に僕が在籍していたSES会社のメンバーは9割が「だるい・めんどい・帰りたい」と影で言っていたほどです。
周りのやる気がなければ当然会議の質が低くなりますし、学べるものなんてありません。
例えあなたのやる気が誰よりあっても、周りの社員の心の奥底には「だるい」と言う感情が必ずあるので質の良い会議をできる可能性は低くなるでしょう。
くだらない点3.その後の飲み会での愚痴大会
3つ目は、帰社日後の飲み会で開催される愚痴大会です。
SES社員は常に現場先でストレスを抱えているのですが、現場先でストレスを打ち明けることはできません。
そのため、似た境遇のSES社員同士が集まれる唯一の場で愚痴を明かし合いストレスを発散するのです。
- 現場先の社員がウザい
- 現場先が炎上していて大変
- てか、うちの社長はマジで無能
このような愚痴が半端ではないので、聞いてるこっちもストレスが溜まります。僕は一度だけ参加して「これはヤバイ」と思いそれ以来飲み会には参加していません。
愚痴やネガティブな発言をして得られるものなんてありますかね?それだったら、今後のキャリアプランを話し合いモチベを上げたほうが有意義ではないでしょうか。

帰社日は不参加でも大丈夫なのか

次に帰社日が不参加でも大丈夫なのかについて紹介していきます。
正直、定時後の帰社日は不参加でも大丈夫です。なぜなら、翌日の仕事に影響が出ると言えば誰も何も言えないからです。
社長も「仕事に熱心なやつだな」という印象も持ってくれるので、定時後の帰社日は不参加でも大丈夫でしょう。
しかし、中には平日の13時や15時から行われる帰社日がある会社もあるでしょう。そんな時は必ず出席するべきです。
なぜなら、SES会社が現場先に事前に帰社をすることを伝えているからです。そのため、現場からの了承を得ていることになるので強制的に出席させられることになります。
こういった日中に帰社日を設ける会社は、規模感が大きい場合が多いので出席しないと評価に響いたりするかもなので必ず出席しましょう。
ですが、基本的に定時後に行われる帰社日は不参加で大丈夫でしょう。
※これはあくまでも僕の持論なので、参考程度にしてください。

帰社日やSESにうんざりするならWeb系に進もう

ぶっちゃけ、帰社日やSESにうんざりする人も多いと思います。
SESは40歳定年説が流れているほど将来性がないですし、闇がかなり多い業界となっています。こんな業界にいつまでもいたら身体を壊しかねませんよね。
そうならないためにも、Web系や自社開発へ転職することをオススメします。
Web系・自社開発のメリット
- 私服勤務OK
- 自社で仕事=帰社日がない
- 管理職が存在するので定年で働ける
ただ転職をするだけで、SESの呪縛から逃れることができます。
SESで働いればある程度スキルはあるでしょうし、IT業界には精通しているはずです。そのため、転職活動もスムーズにいく確率は高くなりますよね。
しかし、個人で求人を探すと再びSES業界に行く可能性もあるので、リクルートエージェントを使ってプロと相談しながら探しましょう。
登録〜利用まで全てが無料なので使って損はないので、まずは無料相談してみると良いですね。
さいごに
この記事ではSES会社で行われる帰社日について紹介してきました。
僕個人の感想だと、帰社日は撲滅するべきだと思います。なぜなら、現場から自社まで遠い場合もあるし、みんなやる気ないので。
中には有意義な帰社日が存在する会社もあるでしょうが、ほとんどはこの記事で紹介した内容と合っているはず。
繰り返しですが、もうSESにうんざりした方はマイナビエージェントを使ってWeb系や自社開発に転職することをオススメします!
以上です、ありがとうございました!
